Ｍ９んち・２番地

前の日記でふれた『イベント』ですが…、

実は昨日の深夜、新宿・ロフトプラスワンで行われた
『スカルマン』非公式公開打ち上げに行ってきました。

作品自体、ダークな世界観が好きなんですが、
今回、自分が長年ファンをやっている出渕裕先生が
出演されるとあって、
『これは行かねば！』と楽しみにしていました。

画像は今回の出演者の皆さんです。（多少のブレはご容赦下さい）


イベント序盤の主役(？)、スカルマン。
野球帽被ったり、エアギターやったり、
お客さんに絡んだりと好き放題しまくり。
で、お疲れのところをパシャッ。(^^)



【左】左から、もりたけし監督、隼人役の保村真さん、
スカルマン役の土田大さん（元ニンジャブルー・サイゾウ）、
キャラデザ・総作監の柴田淳さん。

【右】右から、今回のMCの京田知己さん
（エウレカの監督、スカルではOP、EDの演出で参加）、
出渕先生、デザイン総括の武羽慎吾さん。（10話では脚本を担当）

最終話の視聴を挟んで、
終始、裏話とオタクな会話の入り乱れたイベントでした。
名目上、京田さんが仕切るはずが、
気が付いたら、もり監督がリードする展開に。
そこにオタクなネタを持ち込む出渕先生。
その最中、寡黙な柴田さんは、
色紙にキャラクターをひたすら描いていました。
（ヴォグートみたいなマッチョ系がお好きなようです）
土田さんも酒が入ると面白い人になっていたり。

で、その最終回ですが…、


ポカーンとしましたね。

ゼロナンバーのサイボーグが出た時点で
「009」を取り込んでいるのかと思ってたら…、

衝撃のラストシーン！
ホントに「009」とリンクしちゃいました。
おもいっきり『黒き幻影』とか言ってるし。
そのための若本御大としか言い様のないキャスティング。

もり監督いわく『ダースべーダー誕生編』。…納得。

石ノ森スキーとしては、スターシステムを利用しながら、
いい意味で裏をかかれたことに満足していますが、

一見さん、しかも「009」未見の人には、
キッツいでしょうね、これ…。


以下、トークから拾ってみました。

：出渕先生の構成は、ネタが豊富で『乙女回路全開』。
例えるなら、『ハカイダーになろうとしたら、
ビジンダーになっちゃった』

：先生はMacでシナリオを書くので、
Winだと『呪いの文字』に見えるとか。
『クリエイターはMacでしょう』…これには同意。

：先生は、ワニ型のGROのデザインを避けたようで…。
『石ノ森先生のワニの怪人、頭でかいでしょ。アマゾンのワニ獣人とか…』(^^)

：もり監督と土田さんに『枕営業』疑惑？(^^;;;

：オーディションは『隼人、神崎が40(人)で霧子が20(人)』

：もり監督のお気に入りキャラは『定食屋のおばちゃん』

：土田さん『（もり監督のように）役者とコミュニケーションを
取る監督はありがたい』

：おやじCV率の高いキャスティングは、
ほとんどが出渕先生によるもの。

：女子高生のガヤのシーンで、井上喜久子さん(17)(奈美姉役)と
小宮和枝さん（真耶の母役）が参加していた！

：京田さん(MC)『一度、萌えアニメをやってみたい』

：隼人は『一文字隼人』かと思ったら、
『キャプテン・ハヤト（空とぶゆうれい船）』だった。
（そういえば、「黒潮」ってのもいたなぁ）

：ヘレンの出番が少ないのは、当初、雪野さんの予定が、
声優未経験の知名度のある人に変更されることになり、
そのための措置だったとか。（結局、元に戻ったけど）

：サークスのサイボーグのデザインは佐山善則さん。
『ゼロゼロナンバーのプロトタイプ』なので、
武器が内蔵ではなく外装だそうです。（細かい…）

：土田さん、最終話のライダーっぽくなったスカルマンに
『「トゥッ！」って入れたかった。』

：割愛されたシナリオには、新城と霧子のデートシーンもあった？

：DVD版の予告編は、土田さんの台詞入り。


…とまぁ、スカルマンがますます楽しめるトークでした。
同時に、いいものを作りたいというスタッフの意気込みも
伝わってきました。

萌えアニメのはびこる昨今に異彩を放った本作の骨太さ。
たいへん楽しませていただきました。
スタッフの皆さん、お疲れさまでした。

【蛇足】
隣のテーブルにいらしたのが、
(『ガンダム00』に参加している)メカデザイナーの福地仁さんだと知って
これまたビックリ！