忍者ブログ
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


2024/11/28 09:43 |
フィルム撮り応援派
『はぐれ刑事純情派』最終回SPを見ました。

『安浦が撃たれる』くだりを強調した宣伝がいかにもでしたが、結局、最後まで人情路線を貫き、まったりとした締め方で終りました。



ラスト、歴代のレギュラーの活躍シーンを挟みながら、夜の渋谷で一人想う安浦の姿に、18年の時の長さを感じたのですが、同時にこんなことも思ったのでした。
『フィルム撮りの方が良かったなぁ…。』



実は96年に、それまでのフィルム撮りから、現在のビデオ撮りに変わったのです。



今では、こっちの方が当たり前になっています。

たしかに、コストや手間は少なくなりますし、

1秒あたりのコマ数も多い分、滑らかに感じます。

そして、見えない部分まで見えるくらいに鮮明な画像。

時代の推移とともに、この点は重要になってきました。



結果、『古臭い』イメージがつきまとうのも手伝って、

フィルム撮りの作品は、極端に少なくなりました。

今だと、テレ朝の月曜7時の時代劇とスーパー戦隊シリーズでしょうか。



けど…、

フィルム撮りって、独特の良さがあるんですよ。



うまく言えませんが、フィルムそのものが、作品独自の世界観や空気を見る側に感じさせるのです。

前述の時代劇と特撮、それとかつての刑事ドラマは、

その点で、こっちの方が向いていると思うんです。



また、陰影、重量感、質感。

これらは、ただ鮮明にしただけでは、なかなか出てきません。

それがフィルムにはあるのです。



そこに惹かれることもあって、今もフィルム撮りのTV作品を応援しているわけです。



作る側もいろいろあると思われますので、

ビデオ撮りを悪く言うつもりはありません。



こういう少数派もいるんです。…と受け取って下さい。



…と、横道に反れましたが、

自分にとって、『はぐれ刑事』のビデオ撮りへの移行は、

『ナショナル劇場』の時代劇のそれと同等のショックでした。
PR

2005/06/30 02:11 | Comments(2) | TrackBack() | いろいろと雑記

トラックバック

トラックバックURL:

コメント

はじめて書き込みいたします。

わたしもフィルム応援派です。味わい、としか言いようがないのですが、ビデオとは違う何かがあると思います。
posted by イリス03 URL at 2005/06/30 10:29 [ コメントを修正する ]
>イリス03さん

はじめまして、M9です。

脚を運んでいただき、ありがとうございます。m(_ _)m

なるほど、「味わい」ですか。

フィルムが、「作品自体が放つ空気」に満ち溢れていると思いますので、

私達も、きっとそれを吸って「味わって」いるんでしょうね。
posted by M9 URL at 2005/07/01 03:05 [ コメントを修正する ]

コメントを投稿する






Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字 (絵文字)



<<<描き>全身に三角 | HOME | 天井うらの宇宙戦争>>
忍者ブログ[PR]